澄川地熱発電所での現場試験 2015 (平成27年 8月20日〜9月3日)
昨年に引き続き、今年も秋田県鹿角市にある澄川地熱発電所で、シリカスケール付着試験を行いました。今年は、特に熱水から沈殿するシリカがスケールセンサーにどのように反応するか、どれくらいの沈殿速度であるかを調べました。この他に、シリカ回収試験やスケール付着速度試験を行いました。
澄川地熱発電所での現場試験場の全景です。
スケール付着試験(カラム通水試験)では、シリカスケール防止剤の検討を行いました。栗田工業(株)の村松さんは我々と行動を共にして頂き、いろいろな面で助けて頂きました。
シリカ回収試験の様子になります。
熱水から過飽和分のシリカを回収した処理水です。顔も映るくらい透明です^^
スケールセンサーを使用した試験の様子です。
こちらはスケール付着速度試験の様子です。
また東北大学の梅木先生のメンバーによる電磁処理試験も行いました。
今年の常宿は、志張温泉元湯でした。ご主人をはじめ、スタッフの暖かいおもてなしに感謝です。おかげさまで、全員が健康に、安全に、着実にいいデータを取ることができました。特に名湯と呼ばれるアルカリ性の温泉は、体の心も疲れも癒してくれました^^♪♪
三菱マテリアル(株)地熱・電力部や八幡平地熱(株)の皆様には、多大な御協力と御支援頂きました、ありがとうございます。